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| アービトラージ |
| 【読み方】あーびとらーじ 【英語名】Arbitrage 【別名】裁定取引、サヤ取り |
アービトラージとは「裁定取引」とか「サヤ取り」と言われるもの。
簡単に言えば、市場の歪みを利用してノーリスクで利益をあげる事。
すごく簡単な例をあげる。
貴方は有名な釣竿がとても欲しい。
貴方の住んでいる地元の釣具屋さんには5万円で売っている。
でも、隣町の釣具屋さんに、全く同じ釣竿が4万円で売っている。
どちらで買うのがお得でしょう?
答えは言うまでもなく、隣町の釣具屋で4万円で買えばお得である。
さて、ここで少し考えよう。
釣竿を買うより、この価格差を狙って「金儲け」をしてみよう。
まず、隣町で4万円で竿を買います。
地元に戻って、この竿を5万円で売れば、あら不思議。1万円の儲けが・・・。
これを繰り返すと、ノーリスクで延々と利益を上げる事が出来るのだ。
これを「アービトラージ(裁定取引)」という。
ここでは、交通費等の経費は考えず、単純に考えてね。
アービトラージの鉄則は「安い物を買い、高い物を売る」を同時にする事。
これを踏まえて、今度は実際の株でアービトラージをしてみよう。
(手数料や税金を考えないものとする)
東証と大証に上場している銘柄がターゲット。
東証の株価は1000円で、大証の株価が980円。
同じ銘柄なのに価格が違う。
これがアービトラージのチャンスである。

ここで鉄則「安い物を買い、高い物を売る」に従う。
東証で1000円信用売り、大証で980円現物買い。

数日後、株価は東証、大証共に1100円に落ち着いたとする。
ここで決済。
東証で信用売りした分は100円の損失。
大証で現物買いした分は120円の利益。
トータルで20円の利益が確保できる。

逆に、東証、大証共に900円に落ち着いたとする。
ここで決済。
東証で信用売りした分は100円の利益。
大証で現物買いした分は80円の損失。
トータルで20円の利益が確保できる。

このように、上がっても、下がっても、ノーリスクで利益を確保できる素晴らしい取引の事をアービトラージと言うのだ。
| 青天井 |
| 【読み方】あおてんじょう 【対義語】底無し |
相場が上がり続けて、天井がないように思われる時に使われる。
相場の天井が、雲ひとつ無い青空というイメージからこう呼ばれている。
逆に、底が分からない相場を「底無し」と言ったりする。
上がり続けると、あたかも天井が無いように錯覚して「青天井」と呼んでいるが、実際に上がり続ける事は不可能で、いつかは天井にぶち当たり崩壊するのが常である。これは、過去の相場が物語っている。
余談だが、「数の子○井」などと卑猥な事を連想する人は、かなりの使い手と見る。
悪材料でとことん下がり続けて銘柄が、材料出尽くしで下げ止まった時に使われる。
鍋料理などで出る「灰汁(アク)取り」からきていると言われている。
料理でも灰汁(アク)を取れば美味しいのと同じで、相場でも「アク抜け」すればおいしい思いが出来る。
ただし、アク抜けした時は判断しづらく、あとになって分かる事がほとんど。
下がっている最中に「アク抜け」の判断をするのは至難の業である。
と言うか、やるだけ無駄である。
| アナリスト |
| 【読み方】あなりすと 【英語名】analyst |
株の世界のアナリストとは「証券アナリスト」の事。
簡単に言えば「予想屋さん」の事。
一応、高度な専門知識を有し、企業分析を行ったり、経済分析を行ったり、投資法に対して助言を行ったりするプロの事を称している。「証券アナリスト」という民間資格を合格すればなる事が可能。
金融業界ではプロと言われる人達だが、相場のプロに裏目指標に利用されたりしているのも珍しくない。アナリストと言っても、相場で食べている人は稀である。だって、相場で食べれるならアナリストとして働く必要ないから。
| アノマリー |
| 【読み方】あのまりー 【英語名】anomaly |
原因や理由は分からないが、とにかくよく当たるというもの。
例えば、「節分天井、彼岸底」という格言があるように、節分の時期に天井を叩き、彼岸の時期に底を打つというような現象がそれである。他にも「12月は下がって、1月は上がる」、「月曜日の株価は高い」とかある。
検証した事はないが、「アノマリー投資法」というものも存在するので、調べてみると奥が深いかもしれない。
| インカムゲイン |
| 【読み方】いんかむげいん 【英語名(和製英語)】incomegain 【関連用語】キャピタルゲイン |
資産運用で、保有する事によって得られる現金収入の事。
貯金の「利子」や、不動産運用の「家賃収入」など。
株の世界では「配当金」がそれにあたる。
これに対して、株の売買で得られた利益を「キャピタルゲイン」という。
キャピタルゲインを求めるのは俗に「トレーダー」と呼ばれる短期投資家(投機家)であり、1億、2億を稼いだというカリスマ達の多くはキャピタルゲインで稼いだものである。
インカムゲインで生活するには、莫大の資金が必要なので普通の一般人には厳しい。
| インサイダー取引 |
| 【読み方】いんさいだーとりひき 【英語名】Insider trading 【別名】内部者取引 |
投資判断に影響を及ぼすような、未公開の重要事実を元に会社関係者が、その会社の株式等を取引する事。別名、内部者取引ともいう。
「未公開の重要事実」とは、新製品の開発とか、新株発行だったりとか、売上などの決算に関わってくる情報等。
「会社関係者」は、大株主や、その会社の親会社や子会社の役員、社員、派遣社員、アルバイト等、とにかく会社に関係している人達の事。
インサイダー取引は、ニュースでよく見かけると思う。
近年では、元ライブドアの堀江社長と、村上ファンドの村上代表がグルになって、ニッポン放送株の大量買占めという未公開情報に基づいて、取引した事が有名。この時の不正売買益は30億円とも言われており、この額だとインサイダー取引史上最高額となる。
インサイダー取引は、もちろん犯罪である。
ばれた場合は、個人の場合だと5年以下の懲役、500万円以下の罰金に処され、法人の場合は5億円以下の罰金に処されるようになっている。
良い子のみんなは絶対真似しないように!
| インフレ |
| 【読み方】いんふれ 【英語名】Inflation 【別名】インフレーション 【対義語】デフレーション |
経済学上の用語で、インフレーションの略語。
簡単に言えば、インフレは物価が上がる事。
逆に物価が下がる事をデフレーション(略してデフレ)と呼ぶ。
一般的にインフレは好景気の時に、デフレは不景気の時に発生する。
インフレやデフレが起こる原因は、根本的に「重要と供給」である。
「重要と供給」については、小学校の時、社会の授業で習うはず。
忘れてしまった方のために、簡単にお話しよう。
需要とは「買いたいと思う人達」、供給とは「売りたいと思う人達」の事。
例えば、100円のお菓子を買いたいと思う人達が100人いたとする。
でも、その100円のお菓子は全部で50個しかない。
この場合、買いたい人達のうち50人が買えない事になる。
買えない人達は、100円以上払っても買いたい訳である。
そうなると自然にお菓子の値段は100円より上がっていく。
最終的に、いくらになるか分からないが、お金に余裕の無い人達が、順番に買う事を断念していき、最後に残った50人が買える値段に落ち着く。
これが「需要と供給」の原則であり、物価が上がるインフレである。
ま、ざっと超簡単に説明すればこんなところである。
このような経済学については、細野真宏の経済のニュースがよく分かる本 シリーズを読めば理解が深まると思う。
| 売掛金 |
| 【読み方】うりかけきん 【英語名】accounts receivable 【対義語】買掛金 |
基本的に、会社同士の取引では現金を用いる事は少ない。
実際は、紙面上(納品書や受領書)で取引され、現金が回収するまでに時間が掛かるのが一般的である。
売掛金とは、商品を売ったけど、お金がまだ入っていない状態の事。
いずれは入ってくるお金の事。
分かり易く言うなら「ツケ」みたいなもの。
この逆の立場では(買った場合)、買掛金と呼ぶ。
株式投資だと、決算書(貸借対照表)等で見かける言葉である。
他の決算書の中身解説はこちら⇒貸借対照表の中身解説
| 追証 |
| 【読み方】おいしょう 【英語名】 【別名】マージンコール |
信用取引で追加で収めなければいけない保証金の事。
正式には「追加保証金」の事で、略して「追証」と呼んでいる。
マージンコールと呼ぶ事もある。
簡単に言えば、信用取引で大負けすると発生するもの。
これだけじゃ納得いかないという人達のために、追証の詳細を説明する。
「委託保証金率」が「最低保証金維持率」を下回った時に追証が発生する。
「最低保証金維持率」とは、各証券会社によって異なるが、一般的に30%前後に設定されている。
これを踏まえた上で、以下の計算式を用いる。
●委託保証金率(%)=実質保証金(円)÷建代金合計(円)
●信用取引担保=委託保証現金+代用証券の評価額
●実質保証金=信用取引担保-(評価損+諸経費)
分かり易く、一例あげてみよう。
100万円の現金を証券会社の信用口座に入れたとする。
この100万円は「委託保証現金」となり、「信用取引担保」は100万円となる。
この信用取引担保を利用して、200万円の株を信用買いする。
その後、200万円の株が140万円まで下落したとする。
損失は60万円・・・。
ここで一旦計算してみる。
信用担保100万円-含み損60万円=実質保証金40万円
実質保証金40万円÷建代金140万円=委託保証金率28%
最低保証金維持率の30%を下回ってしまいました。
追証発生です。
追証が発生したら、最低保証金維持率の30%を回復させる金額を支払わなければならない。この場合だと、2万円を支払う必要がある。
もし支払わない場合は、証券会社が強制的に反対売買をして決済となる。
今回のケースでは、大した追証ではないが、信用取引は使い方を誤れば借金を背負う事もあるので、十分に注意が必要である。現物取引のみでは、いくら負けても借金を背負う事はないので安心と言える。
しかし、現物でも信用でも、負けるとお金を失うという事は同じである。
無理な取引をしないようにする事が何より大事だ。
| お化粧買い |
| 【読み方】おけしょうかい 【英語名】Dressing 【別名】ドレッシング買い |
企業は、有価証券(株)を決算毎に時価で計算しているため、期末に株価が上がれば、企業にとって有利になります。この時、大量に買い注文が入る事を「お化粧買い」という。別名「ドレッシング」ともいう。
ただし、人的的に上がったものなのか、偶然上がったものなのかは、実に判断が難しい。というか、ほぼ無理と思われる。
期末に株価が上がったら「ドレッシングが入ったな」、「お化粧買いが入ったよ」とかいう程度の使い方である。よって、期末にお化粧買いが入るのを予想して投資判断を下すのは厳しいと思われる。
上昇トレンド中の銘柄が一時的に下がる事を「押し目」という。
この押し目に買う事を「押し目買い」と言い、逆張りの投資手法になる。
ただ、後からになって見ないと、本当に押し目だったかは分からない。
私も経験があるが、押し目を思って買ったら、そこが天井でした。
・・・なんて事もよくある話である。
また、押し目を待っているのに、気付いた時には手の届かないところまで上がっている。・・・なんて話もよくある。これは「押し目買いの押し目なし」という相場格言もあるくらいである。
押し目買いは、有効手堅い手法だが、必ずしも完璧ではない。
沢山ある投資手法の中の1つでしかない。
| 織り込み済み |
| 【読み方】おりこみずみ 【英語名】Digest, Discount |
一般的に株価を動かす材料が出たのに、株価が反応しない事。
よくある例で、誰でも分かるような赤字の企業が「下方修正」や「赤字転落」などのニュースを出しても、株価はすでに下がりきってしまっているので動かない事が多い。逆に、「織り込み済みの材料出尽くし」と言って上昇に転じる事もある。
この事より、業績予想では簡単に勝てない事が分かる。
大事なのは、情報ではない。
本当に大事なのは、その情報を聞いた投資家達がどう思うかである。
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