株主資本コストと負債コストを求めたら、いよいよ資本コストを合体する時がやってきた。合成された資本コストは『加重平均資本コスト』と呼ばれる。
これを英語にし、その英語の頭文字4文字をとって通称WACCと呼んでいるという訳である。
またまた、覚えづらい用語が出てきたなぁ。
でも、考え方は至って簡単。
小学生で習う『平均』と同じ事である。
ただ、それに重みを加えて『加重平均』と呼んでいるだけである
分かりやすい例え話を一例挙げる。
ある作業Aを8人で行い、10万円稼ぎました。
それとは別に、違う作業Bは2人で行い5万円稼ぎました。
この作業で、一人が稼いだ平均金額はいくらでしょうか?
計算は簡単。
作業者は10名。合計15万円を稼いだ訳だから、15÷10=1.5となる。
つまり、一人平均15000円稼いだという事だ。
違う計算式で求めるなら、10人中8人の比率は80%である。
作業Aは8人で10万稼いだから、一人当たり1.25万円という計算である。
一方、作業Bは10人中2人は20%になる。
2人で5万円だから、一人当たりは2.5万円という事である。
これを踏まえて計算すると
12500円×80%+25000円×20%=15000円
先ほど、計算した答えと同じ15000円となる。
これと同じ考え方で、資本コストを合成するとWACC(加重平均資本コスト)が完成するのだ。計算式は以下のようになる。
| WACC= |
株主資本額 |
×株主資本コスト |
| 株主資本額+負債額 |
| + |
負債額 |
×金利×(1-法人税率) |
| 株主資本額+負債額 |
|
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この計算式を簡略化して
加重平均コスト(WACC)=
株主資本の割合×株主資本コスト
+負債資本の割合×金利×(1-法人税率) |
このようにWACCの計算式は以上のようになるのだ。
ちなみに、赤字にしている部分は前のページでも説明した節税効果を考慮した式である。
ここまでが「割引率(WACC)」の算出法である。
次からは、フリーキャッシュフローの求め方を説明していこう。
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