| >株式投資帝國 >株式勉強部屋 >財務指標 >割安度を見る指標 |

株式勉強部屋
>割安度を見る指標
>収益性を見る指標
>効率性を見る指標
>安全性を見る指標
>成長性を見る指標
サンの株戦記
サンの能書き集
はじめに
管理人について
我が帝國について
投資成績
掲示板
推薦書籍
リンク集
|
| 割安度を見る指標 |
ここで紹介している指標は私が割安度を見るのに、利用しているものである。
ある意味、バリュー投資をするのであれば、避けては通れぬ道である。
指標の意味、使用法を分かり易く説明していくので、気合を入れて勉強しよう。
一つ、注意点として申しておくが、これらの指標は「同業種他社と比較」してこそ意味がある。よって「数値が何以下で割安」というのは無い。
| PER【株価収益率】 Price Earning Ratio |
PERは株の勉強を始めると、早い段階で目にする指標であろう。
一般的には割安度を見る指標と言われているが、それじゃ初心者は肝心の意味が分からないと思うし、PERの意味も分からず「低ければいい!」って感じで使っている人も多いんじゃないかな。
という事で、分かり易く説明しよう。
PERとは『株価収益率』と呼ばれている。『かぶかしゅうえきりつ』って呼ぶの。
収益って事は、『企業の稼ぎ』って事。
分かり易く言うと貴方の『給料』って感じで覚えてくれ。
収益を貴方の給料に置き換えて考えると、株価は貴方の評価といったところかな。
『あいつは高給取りだが、いつもサボってる!給料ドロボーだな』とか
『あいつはすっごく働き者だが、とても安い給料しか貰ってないぞ!』など
要は「給料ドロボー」が割高銘柄って事で
逆に「働き者だけど安月給」が割安銘柄って事である。
この例えだと、あきらかに『働き者の安月給』的銘柄の方がお得であろう。
このように、たくさん稼いでいる企業だが、評価(株価)が低い事をPERが低いという。
PERの計算式は以下の通りである。
EPSとは、1株当たりの利益の事。
例えば、100万円稼ぐ会社が発行している株数が全部で100株だったら、1株=1万円という事。計算式にすると以下の通り。
≫当期純利益とは【損益計算書の中身解説】
PERは元手を回収するのに何年かかるかを見ている指標と言える。
つまり、PERが10倍ならば、元手が10年後に回収できるって感じかな。
要は『低いに越した事はない』って事だが、PERだけで割安度を判断するのは危険である。
PERは割安度を見る指標の中で一番基本的な指標
という事だけ覚えて欲しい。
≫このページのTOPに戻る
≫指標一覧ページに戻る
| PBR【株価純資産倍率】 Price Book-value Ratio |
PERと同じくらい目にする指標がPBRであろう。
PBRは『株価純資産倍率』ってやつだ。
PERが稼ぎから見ていたが、PBRは資産から求めているだけだ。
つまり、RERが貴方の給料だとすると、PBRは貴方の資産である。
貴方の資産と言えば、マイホーム、車、貯金などなどがそれに当たると思う。
その資産から貴方の価値を見ているものがPBRと考えてくれ。
『あの人は地味だが、実は金持ちらしいよ。』とか
『あの人は金持ちそうに見えるけど、実際は借金まみれだって!』など
要は地味な金持ちが割安銘柄で
見栄っぱりの貧乏が割高銘柄と考えてくれ。
PBRの計算式は以下の通り。
BPSとは、1株当たりの純資産の事。
例えば、100万円の資産を持つ会社が発行している株数が全部で100株だったら、1株=1万円という事。計算式にすると以下の通り。
株主資本とは清算価値とも言われている。
例えば、貴方の全財産が100万円だったとする。
しかし、車のローンが残り80万円残っている時の清算価値は100万-80万の20万円である。
つまり、資産−負債=株主資本という事である。
≫株主資本とは【貸借対照表の基本】
PBRもPERと同様に低ければいいのだが、基本的に1倍を割る事はない。
・・・が、実際は1倍を割っている企業はちらほら存在する。
そういう企業は
1)「金はたくさん持っているが、成長する気のない企業」
2)「本物の資産バリュー株」
以上のどちらかだろう。
そこの判断は貴方次第という事で。
≫このページのTOPに戻る
≫指標一覧ページに戻る
| PCFR Price Cash Flow Ratio |
PERは「純利益」から求めている割安度を見る指標。
PBRは「純資産」から求めている割安度を見る指標。
・・・そしてPCFRは営業キャッシュフローから求める指標である。
営業キャッシュフローとは、本業での稼ぎの事だと思って頂きたい。
うん?ちょっと待てよ。
確かRERも純利益だから、企業の稼ぎの事だよな?
という事は、PERもPCFRも似たようなものなのか?
って思った、賢い人は企業分析の才能があるはずだ!
PERは、損益計算書の当期純利益である。
当期純利益は次のような過程で求められている。
| 当期純利益=営業利益-営業外費用+営業外収益+特別損失-税金 |
ではPCFRの元である「営業キャッシュフロー」の過程を見てみよう。
| 営業キャッシュフロー=当期純利益+非資金費用-運転資金増加 |
※これは間接法での求め方である。
う〜ん。見た感じさっぱり意味が分からないかもしれない。
分かり易く言うと、当期純利益は、本業で稼いだ利益と、それ以外の収益が加減される。それに対して、営業CFは本業に関係した収益なのだ。
という事は、PCFRの方が本業の稼ぎに近い指標と言える。
ちなみにPCFRの計算式は以下の通りだ。
| PCFR= |
株価 |
| 一株当たりの営業キャッシュフロー |
|
勿論、PER、PBR、PCFRを全て見るのが良いのは言うまでもない。
≫このページのTOPに戻る
≫指標一覧ページに戻る
EV/EBITDA倍率とは、「簡易買収倍率」とも呼ばれてる。
この指標を説明するには、EVとEBITDAをそれぞれ、説明する必要がある。
まずは「EV」から説明しよう。
EVとは「企業価値」の事である。
企業価値とは、時価総額から有利子負債を足して、現金を引いたものである。
・・・文章にすると、分かりにくいので、一例挙げてみよう。
貴方の資産はマイホームとマイカーとする。
マイホームは売れば1000万円の価値があり、マイカーは売れば200万円の価値がある。
これを足すと、貴方の資産価値は1200万円という事だ。
しかし、マイホームもマイカーもローン(借金)が残っていたとする。
マイホームが500万円で、マイカーが100万円だとする。
合計600万円の借金(負債)があるという事だ。
ここで貴方は思い出した。銀行に100万円の貯金があったのだ。
早速、その100万円で借金を返済した。
これで借金は600万円-100万円=500万円となった。
あとは、資産価値に負債を足せば、貴方の価値(企業価値)が求められる。
資産1200万円+負債△500万円=700万円
これが、企業価値の概念である。計算式にすると以下の通りである。
| EV(企業価値)=時価総額+(有利子負債−現金同等物) |
なんとなく、EV(企業価値)について、分かって貰えたかな?
次は「EBITDA」について説明しよう。
EBITDAは「イービットディーエー」とか「イビットダー」と読んだりする。
全く読みにくい・・・。
日本語だと「償却前営業利益」と呼ぶらしい。
どちらにしても意味不明である。
計算式にすると以下の通りとなる。
| EBITDA=経常利益+支払利息-受取利息+減価償却費 |
一般的に言えば、これが良く使われるEBITDAかな。
しかし、私はもっと簡単に計算している。
これはお奨め書籍の「株価4倍「割安成長株」で儲ける 収益バリュー投資術」で紹介されている計算式である。何故、経常利益じゃなくて、営業利益なんだ?と思う方は、本を買って読んで下さい。
ちなみに、私が何故コチラの式を、利用しているのかと言うと簡単だからである。
EBITDAの式を眺めていると、何となく分かると思うが、要は「収益=稼ぎ」の事である。
さて、本題のEV/EBITDA倍率についてだが、計算すると以下のようになる。
| EV/EBITDA倍率= |
EV(企業価値) |
| EBITDA(償却前営業利益) |
|
つまり、数値の意味は、仮に時価総額で企業を丸ごと買収した場合、何年で元が取り返せるのか?という事である。
もっと分かり易く言うと・・・
会社を1億円で買いました。
↓
その会社は毎年1000万円稼ぎます。
↓
10年間で1億円は取り返せます。
という事である。ご理解頂けたかな?
これらを加味して考えると、EV/EBITDA倍率は低い方が良いって事が分かる。
≫このページのTOPに戻る
≫指標一覧ページに戻る
実質PER、真のPERなどと呼ばれているようだが、私は「実質PER」と呼んでいる。
ちなみに「株価4倍「割安成長株」で儲ける 収益バリュー投資術」でも紹介されている。
実質PERとは、説明する前に計算式をご覧頂こう。
はて、何処かで見た事がある式だな?と思った貴方は素晴らしい!
これは、EV/EBITDA倍率の計算式の「EBITDA」が「当期純利益」に変わっただけである。
復習として↓がEV/EBITDA倍率の求め方。
| EV/EBITDA倍率= |
EV(企業価値) |
| EBITDA(償却前営業利益) |
|
そして↓が実質PERの求め方。
要は、EV/EBITDA倍率と考え方は同じという事だ。
買収した際、何年かけてお金を回収できるかって事。
勿論、低い方が良い。
≫このページのTOPに戻る
≫指標一覧ページに戻る
|
| >TOP >株式勉強部屋 >財務指標 >割安度を見る指標 |