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益性を見る財務指標
ここで紹介している指標は私が収益性を見るのに、実際に利用しているものである。成長株へ長期投資する方は、収益性を気にする人はずだ。
あのバフェット殿も、かなり注目している指標でもある。


指標の意味、使用法を分かり易く説明していくので、気合を入れて勉強しよう。


毎度の事だが、一つ、注意点として申しておくが、これらの指標は「同業種他社と比較」してこそ意味がある。よって、特に数値が何以上が収益性に優れている!というのは存在しない。その数値は、色々と自分で分析していくうちに、自然と目安が分かってくるはずだ。


ROE ROA 営業利益 経常利益
販管費率 バフェットの利益率
ROIC OOIC

ROE【株主資本利益率】 Return On Equity
ROEとは、自己資本利益率や株主資本利益率とも呼ばれている。


・・・はっきり言って、日本語だと覚えにくい印象だ。




という事でROEは「利益率の一種」という事を覚えて欲しい。




具体的に、どのような利益率なのかと言うと、株主資本に対して、どれだけ利益を出したかって事。初心者の方には、分かりづらいと思うので、分かり易く例え話をする。


貴方がパチンコに行くとする。
貴方のサイフには10万円入っている。


この10万円が、元手となる。
つまり株主資本である。


株主資本の事は、自己資本とも呼んだりするが、意味は同じである。


この元手をいくらに増やしたかって事だ。


10万円を元に、15万円にしたら50%の儲けである。


10万円を元に、20万円にしたら100%の儲けである。


この50%や100%と言っているのが、ROEの事である。


企業で例えるなら、資産1000万円と負債700万円なら株主資本は資産-負債なので300万円という計算になる。


この株主資本で、当期純利益を割ってやればいいだけだ。
当期純利益とは、読んで字の如く、当期にあげた利益の事である。


計算式は以下の通りだ。




ROE= 当期純利益
株主資本
≫株主資本とは【貸借対照表の中身解説】
≫当期純利益とは【損益計算書の中身解説】


このROEの計算式は、他にも以下のように求める事も出来る。




ROE= EPS
BPS
≫EPSとは
≫BPSとは


ROEは、言わば、私たちが投資した資金で、どれほど効率よく利益を上げているかを見る指標である。多くの株主達が注目しているのも、うなづける。


単純に、ROE20%の企業は、元手を5年で回収できる計算になる。
つまり、資産が5年で倍になるって事。




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ROA【総資本利益率】 Return on Asset
ROAとは、ROEと似たようなものだ。
しかし、意味をちゃんと理解しておこう。
ROEは『株主資本』から求めた指標、ROAは『総資本』から求めた指標である。


いまいちピンと来ない人のために一例あげてみる。


ROEは、上でも説明したが、元手でいくら稼いだか?
つまり、サイフの中に入っている、自分の金でいくら稼げるかって事だった。


これに対して、ROAは自分の金、それ以外に人から借りた金も込みである。
何たって総資本だからな。


企業で例えるなら、ROEよりROAの方が重要なのではないか。


例えば1000万円の自己資産と、銀行から借りた3000万円があるとする。
自己資本1000万円のみで利益率を求めるのがROEである。
借金まで込みの総資本4000万円で求めるのがROAである。


つまり、企業を運営するのに、自分の金だけで利益率を求めるのではなく、総資本で利益率を求めた方が、理にかなっていると思うのだが。


計算式は以下の通りになる。




ROA= 当期純利益or経常利益
総資本




『当期純利益』ではなく『経常利益』を使う場合もあるようだ。




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業利益率 
売上高営業利益率と呼ばれるものだ。
営業利益とは、本業での稼ぎの事である。
≫営業利益とは【損益計算書の中身解説】


当たり前ながら、本業で稼ぐ力が強いほど、魅力的な会社である。


計算式は以下の通り。




営業利益率= 営業利益
売上高




ちなみに、営業利益も売上高も損益計算書に載っている。


過去5年分くらいを確認して、綺麗に右肩上がりであれば、十分魅力的である。
もちろん、同業種他社と比較してだが。




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常利益率
売上高経常利益率と呼ばれるものだ。
経常利益とは、企業の総合的な利益に事である。
営業利益は『本業での稼ぎ』、経常利益は『本業の稼ぎ+財テク』とでも表現するべきか。


とにかく、決算発表では、経常利益が注目されるくらいだから、重要なのだろう。
私は営業利益の方を気にするが、どうせなら、両方見て判断した方がいいだろう。


計算式は以下の通り。




経常利益率= 経常利益
売上高




いつもの事ながら、同業他社との比較、過去5年分の推移を見る事だ。




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管費率
販管費って一体なに?という感じだろう。


損益計算書に書いてある、『売費及び一般』の略の事である。
詳しくは、損益計算書の解説のページを参照にしてくれ。
≫販管費とは【損益計算書の中身解説】


業種にもよるが、販管費率が低い企業ほど、儲ける事が上手いといえる。


例えば、営業利益率が同じ数値の同業種の企業があるとする。
A社、B社ともに営業利益率が10%だった事にしよう。
しかし、販管費率を見た時、A社が20%、B社が50%だった。


さて、どちらの企業が優秀でしょう。
どちらも、本業で稼ぐ力が同じである。
販管費は、簡単に言えばコストの事である。


つまり、コスト削減を上手くしている企業は、販管費率が低くなる。


この場合だと、A社20%の方が、より効率的に儲けているという事が分かる。


要は低けりゃいいって事である。


計算式は以下の通り。




販管費率= 販管費
売上高




営業利益率と対で見ると、企業の収益性がよく分かる。
営業利益率は右肩上がり、販管費は右肩下がり。
このような企業はやりくり上手な企業といえる。




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フェットの利益率
バフェットの利益率とは、バフェット殿が使用している利益率である。
計算式は以下の通り。




バフェットの利益率= 当期純利益
棚卸資産+有形固定資産




はて?どういう意味なのか考えてみる。
・・・でも説明しにくいので、一例あげてみる。


貴方は、カキ氷屋さんだとしよう。
夏季限定で、市民プール前で、カキ氷を売っているのだ。


カキ氷を作るのに必要な物。
氷とシロップは間違いなく必要である。
あとは、売る場所であるが、ここでは屋台でも、車でもいいだろう。
もっと詳しく言えば、容器など、その他の物も必要だが、そこは面倒なので除く。


氷はタダと仮定し、揃える必要があるのは、シロップだけである。
ちなみに、シロップは安物である。


さて、夏季限定ではあるが、カキ氷は女性・子供に大人気である。
売り行きは好調で、1ヶ月で30万円の利益となった。


これだけでは、効率が良いのか分からない。


そこで、バフェットの利益率で求めてみよう。


シロップは、10万円で購入したとする。
売る場所は、軽のワゴン車とし、それは50万円の価値があるとする。
そして、利益が30万円である。


シロップが『棚卸資産』
軽のワゴン車が『有形固定資産』
利益が『当期純利益』とし計算する。




バフェットの利益率= 当期純利益(30万円)
棚卸資産(10万円)+有形固定資産(50万円)




答えは50%である。


これが、どういう意味なのかと言うと、2年で元手は回収できると言う事である。
このカキ氷売の商売は、とても効率が良い商売だという事が分かる。


もし、高級シロップを利用し、カキ氷屋さんの店でも開店すると、利益率は減る一方である。


企業は、より安い資産で、利益をあげる事が理想とされている。




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ROIC(投下資本利益率)
DCF法を勉強しているうちに覚えた新たな指標である。


ROICとは日本語で『投下資本利益率』という。
その名の通り、投下した資本に対しての利益率の事だ。


計算式は以下のようになる。


ROIC= EBIT−税金
株主資本+有利子負債

ROIC= NOPAT
投下資本


ROICはROEやROAと同じく、収益率を計るのに用いる指標である。




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OOIC(投下資本営業CF率)
ROICと同じくDCF法を勉強しているうちに覚えた新たな指標である。


ROICが利益率だったのに対して、OOICは営業キャッシュフロー率である。
営業キャッシュフロー、すなわち本業の稼ぐ力で、投下資本に対してどれだけ稼ぐかを見ている指標である。
基本的にROICと似た様な指標である。


計算式は以下のようになる。


OOIC= 営業CF−運転資本の増加額
投下資本


OOICもROEやROAと同じく、収益率を計るのに用いる指標である。




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