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ゴールデンクロス 
テクニカル分析の勉強をしていると、必ず出くわすのがこのゴールデンクロスだろう。それくらい、基本中の基本である指標なのである。


あまりにも簡単だから、有効性は無いのでは?と思いがちだろうが、テクニカル分析は、ファンダメンタルズ分析と違い、簡単であればあるほど見ている人が多いのだ。つまり、難しくないテクニカル分析の方が、多くの人に気付いてもらえるので有効的に機能しやすいだ。

移動平均線系の代表的テクニカル指標
移動平均線を応用したものがゴールデンクロスである。
テクニカル分析に興味の無い人でも知っている有名な売買シグナルである。
でも、念のために一応説明しておく。


ゴールデンクロス
は、短期移動平均線が長期移動平均線を下から上に抜いた(クロス)した時の事で、上昇トレンドに転換したという買いシグナルである。逆に上から下に抜けた時をデッドクロスと呼び、下落トレンドに転換した売りシグナルとなる。文章じゃ、何かと説明しづらいので下のチャートを見て頂こう。





Yahoo!ファイナンスでよく見る週足のチャートだが、赤い線が13週移動平均線で、緑の線が26週移動平均線である。上のチャートでは、上手い事ゴールデンクロスとデッドクロスが有効に働いている事が分かる。


ただし、必ずしも有効に働くとは限らない。ゴールデンクロスが現れても、株価が下がる事だってあるので、その事は頭に叩き込んでおこう。(俗にダマシと言う)

   
ゴールデンクロス・デッドクロスの有効性検証

ゴールデンクロスやデッドクロスの有効性はどれくらいなの?と疑問に思うだろうが、そういう時は、実際に過去のチャートで検証してみれば良いだけだ。これは他の指標の検証においても同じ事が言える。テクニカル指標の有効性は自分で検証してみるのが一番良いだろう。


ここでは実際に検証してみる。投資ルールは以下のように設定で行った。


ゴールデン・デッドクロス検証
検証銘柄:5110 住友ゴム工業
日足 1996年〜2006年(過去10年分の株価)
短期MA・・・5日 長期MA・・・25日
【基本】
・単元(100株)のみを単純に売買する。
・買い増し、ナンピンは一切行わない。
・手数料等は含まない。
【売買】
・ゴールデンクロスが出たら、翌営業日の始値で買い
・デッドクロスが出たら、翌営業日の始値で空売り
【手仕舞い】
・約定後の最高値(最安値)より3%下がったら、翌営業日の始値で手仕舞い
【損切り】
・買値より-5000円下がったら、翌営業日の始値で損切り


検証結果は以下の通り。
トレード総数 勝率 最大利益 最大損失 総計損益
131回 47.3% 20200 -21000 -44400


勝率は50%に届かず。トータルで見ても損をしている。
結果は、単純にゴールデンクロスやデッドクロスのみだけで売買しても、損をするようだ。トレンドがハッキリしている局面だけで見ると勝率は良いのだが、持ち合い中だとダマシが多くて、ノイズに殺される結果となる。


対策として、損切りや手仕舞いの仕方を逆指値で行っていけばまだ勝率、総計損失共に良くなると思われる。また、オシレーター系のテクニカル指標と組み合わせれば、更に有効性が高くなるだろう。


今回は一つの銘柄のみで検証を行ったが、銘柄によっては勝率が変わってくるのはもちろんの事、平均線の期間を色々と変更していくと、違う結果が出るものである。色々と自分で試して、一番良い条件を選んでやるのがテクニカル分析の基本である。


ま、地道にやっていこう。


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