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| 長期投資の落とし穴 |
今まで言ったリスク管理を復習すると・・・
1)ロスカット
2)分散投資
であるが・・・
これは全て長期保有目的である事が前提である。
基本的に長期投資は10年、20年という長い時間軸で見れば間違いなく有効性を発揮する。これについては、もはや説明するまでもない。
しかし、長期投資には重大な落とし穴が存在するのだ。
一般的に、長期投資をするとリスクが低減すると言われている。
間違いでは無いと思うがリスクが減る⇒損し難いと思っている人は、思いっきり間違っている。
正しくはリスクが減る⇒期待収益率のバラツキが減るとなる。
これは現代投資理論の常識だ。
つまり、長期投資をすると1年後より10年後の方が、収益率のバラツキが安定して予想しやすいという事だ。これを、図にすると下のようになる。

パチンコをする人なら、感覚的に理解できると思う。
パチンコは約300回転で1回当たる確立だが、1回目の当たりが300回転で来るとは考え難い。10回転かもしれないし、1000回転かもしれない。しかし、1万回転くらいさせると平均して300回転に1回くらいの確立で当たるようになっている。これと同じ感覚だと思ってくれぃ。
この意味が分かれば、長期投資の落とし穴が見えるだろう。
もし、期待収益率がマイナスだったらどうなる?
それを知らずに長期投資したらどうなるだろう?
賢明な投資家なら直ぐに分かるはずだ。
結果は、見るも無残な事になるだろう。
『低温火傷』という火傷を知っているだろうか?
これは、冬などにコタツや電気カーペットでする火傷の事だ。
コタツや電気カーペットで火傷!?と思う方もいるかもしれないが、事実である。ポカポカ暖かくてうたた寝すると、ジワジワあぶられ、気付いた時には大火傷を負うのである。
長期投資の落とし穴はこの『低温火傷』である。
仮に、コタツや電気カーペットじゃなく、ライターの火が手に当たったら、反射的に手をひくはずだ。この場合だと、水ぶくれ程度の火傷で済むだろう。
1日1日株価が下がっていく。
でも、長期投資だから別に気にしないもん!と思う。
それでも株価は下がっていく。
でも、やはり長期投資だからしょうがない!と思う。
株価は何処までも下がっていく・・・
気付いた時には、ビックリするくらいの含み損を抱えていたりする。
ジワジワと損失が広がり、気付いた時には大火傷・・・。
これが長期投資(低温火傷)の怖さである。
今回 言った事をまとめる。
長期投資をするとリスク(リターンのバラツキ)は、期待収益率に近づく事になる。例えば、期待収益率が+15%だったら、1年目は+30%、2年目は-10%、3年目は+20%・・・とバラつくが、10年とか20年の時間軸で見ると、平均して15%付近に落ち着いてくるのだ。
しかし、注意点は期待収益率がマイナスだった場合、もしくは期待収益率を見誤った場合だ。株価は時間をかけて、ジワジワ下がっていく事となる。そうなると大火傷を負う事は必至となる。
それを防ぐ手段が、前にも説明したがロスカットしかないのだ。
もう一度言うが、今まで言ったリスク管理は、全て長期投資である事が前提である。
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