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ロスカットでリスク管理
現代投資理論では、リスクは収益率のバラツキという事が分かった。
そして、そのバラツキは正規分布で分かる。


これを分かり易くしたのが下図である。





平均収益率(リターン)を中心に、プラスマイナス一定の幅で、収益率がばらつくと、上の図のように、キレイな鐘のような山が出来る。この幅の事を標準偏差(リスク)と呼んでいる訳だ。




「リスクってのは、だいたい分かったが、どうやってリスク管理するの?」
・・・というところを説明していこうと思う。


まずは、誰にでも簡単に出来るリスク管理を教えよう。




それは
『ロスカット=損切り』である。




バフェット殿は、買った株は売らない!という事で有名である。
しかし、これはバフェットだから売れないのだ。


考えてみれば分かる。


バフェットは企業を丸ごと買うくらいの勢いで投資する。投資額にしてみれば、とんでもない額だ。こんな額をいちいち短期投資していたんじゃ、その度に手数料や税金を取られてしまう。その上、大量の株が簡単に売れるはず無い流動性のリスクもある。


そもそも、バフェットにとって株価は大事ではない。
真の投資家というものは、企業価値が大事なのだ。
だから、株価が下がっても、企業価値が下がらない限り売る必要はないのだ。

そんなバフェットを真似て
「俺も売らない!」などとほざいても説得力が無い。
バフェットほどの大金を持っているのなら分かるが、100万円や1000万円程度じゃ話にならない。


だから私達のような、個人投資家にはロスカットは欠かせないと思っている。




では、どのくらいロスカットが重要なのか説明しよう。
とその前に、行動ファイナンスの『損失回避論』について説明する。


この『損失回避論』とは、簡単に説明すると・・・


「人間は無意識のうちに損失を回避する」という理論である。


簡単に説明すると、「10万円儲ける喜び」より「10万円失う悲しみ」の方がはるかに大きいという理論である!
※詳しくはコチラのページでも書いているので一読してね。


この理論のせいで、大勢の人間は

「儲けは小さく、損失は大きく」
という傾向にある。
それを図にすると、こんな感じ。↓





ちょっとでも、利益が出れば
「よし!利益があるうちに売ろう!損するのはイヤだからなぁ〜」
と、すぐに利益確定する。


逆に、少しの損なら・・・
「今売ると損失確定でイヤだな。もう少し持っていよう。」


そして更に下がると・・・
「やばい!あの時売っておけば良かった!よし、少しでも騰がって、あの時の値段に戻ったら売ろう。」


でも更に下がると・・・
「あ〜あ。今更売れないや。もう塩漬けにしちゃえ!!」




となっていまい、大事な資金が死んでしまう。




これが
『儲けは小さく、損失は大きく』って言う訳だ。




では、これを防ぐにはどうしたら良いのか?


答えは簡単!




ロスカットすればいいのだ!




でも言うは易し行うは難しである。
なんたって人間は生まれつき『損失回避』するくせがあるからな!


なので、ロスカットを確実にするには、自分のルールを決めればよい。
例えば10%下がったら売るとか、自分の損してもいい金額を設定すればよい。
10%じゃなくても10万円でもいい。


とにかく
ロスカットラインを明確にする事だ。


そして、あとはそれを忠実に実行するだけだ。


しかし、その時、貴方の頭には色々な事が浮かぶだろう。
「売った後に爆上げするかも・・・」
「この企業好きだから売りたくないなぁ〜・・・」
「もしかしたらノイズかもしれない・・・」




そんな気持ちを押し殺してロスカットするのが男前です。





ロスカットをすると、こんなイメージです。





ほうら。見てご覧!


ロスカットによって、リスクがコントロールできるでしょ


ロスカットは、リスク管理の基本なのだ。
自分の気持ちを殺してでも、決めたロスカットを行えれば完璧だ。

   
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