●営業収益
経常損益の部は、この営業収益から始まる。
この営業収益は本業で稼ぐ力と考えてよい。
事業規模を見るのにも使う事がある。
●売上高
売上高とは、よく聞く言葉ではなかろうか。
損益計算書ではスタート地点である収益である。
売上高だけでは、企業の中身を分析する事は不可能である。
っていうか「売上高が良いから投資する」なんて普通考えない。
大事なのは中身である。
●営業費用
営業費用は、本業で稼ぐためにかかった金の事である。
●売上原価
「原価」という言葉を聞いた事があると思う。
120円のジュースの原価は10円〜20円らしい。
売っている側は100〜110円の利益が入ってくる計算だ。
つまり、売上原価とは売れた商品にかかった金(コスト)の事である。
売上に対して原価が低いほど良い事になる。
この売上原価を売上高から引いたものを「売上総利益」と呼ぶ。
次はこの売上総利益について説明する。
●売上総利益
売上高−売上原価=売上総利益という計算式からなる。
別名「粗利」とも呼ぶ。読み方は「あらり」である。
読んで字の如く、おおまかに見積もった利益とでも考えて欲しい。
企業によっては書かれていない事がある。
●販売費及び一般管理費
売上原価は売れた商品にかかった原価だった。
販売費及び一般管理費は、読むとややこしそうに見えるが、簡単に言うと「営業費や人件費」の事である。
つまり、広告を作ったりする費用や給料支払にかかる費用の事。
貴方の会社で「コスト削減」なんて活動はしていないかな?
「必要な時以外は電気を消しておく!」
「コピー紙の裏面を利用しよう!」
なんてよく聞くと思う。
あれはこの費用を少しでも削減しようとしているのだ。
●営業利益
これは本業で稼ぐ力と考えてよい。
営業利益が少ないと稼ぐ力が無いと判断できる。
この利益を重要視する人も少なくない。
●営業外収益
読んで字の如く、営業以外で出入りした金の事である。
企業によっては、本業(営業収益)よりこちらの方が儲けている事がある。そういう会社は「投資会社」と呼ばれている事が多い。
●営業外費用
本業以外でかかった金の事。
つまり、資産運用にかかった金の事である。
●経常利益
経常利益は会社の総合的な力を見るのに使われる。
損益計算書では最も重要なところであろう。
だが本当に大事なのはの中身である。
「結果より過程が大事」とはよく言ったものだ。
特別損益の部は「特別」なのだ。
何が特別って訳でもないが、会社を経営していく上では税金を払ったり、子会社が倒産したり、土地や建物を売ったり、買ったりなどして経営していく。その予想外に発生するものを「特別」って呼んでいるのだ。
●特別利益
特別な利益である。
株式投資で儲けても特別利益
不動産投資で儲けても特別利益
持っている設備を売り払っても特別利益
散歩していて金を拾っても特別利益(良い子は交番に届けましょう)
呼んで字の如く「特別」な利益なのだ。
これ以上説明しようが無い。
●特別損益
特別利益の逆である。
株式投資で損しても特別損失
不動産投資で損しても特別損失
所有している建物が地震で崩壊しても特別損失
散歩していて金を落としても特別損失(あきらめましょう。)
呼んで字の如く「特別」な損失なのだ。
これ以上説明しようが無い。
●税引前当期純利益
経常利益(損失)から特別利益(損失)を足したり、引いたりしたものである。要は税金を引かれる前の利益と考えてくれ。
●当期純利益
税金を引いて残った最終的な利益の事である。
結構重要な利益だが、これだけ見てもしょうがない。
何回も言うが中身(過程)が大事なのだ。
●前期繰越利益
前期の税引き後純利益より、株主に配当金を与えたり、役員に賞与を与えたりした後に残る金の事。
分かり易く言うと、貴方の先月の給料の残りとでも考えてくれ。
●当期未処分利益
前期の残った利益を足した一番最後の利益である。
この利益から株主総会なんかで、配当金や役員の賞与などを引いていく。そして余った金をが来期の繰越分利益になる。
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