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負債コスト算出
負債コストは簡単に算出できるので、気を楽にしよう。
まぁ、楽とは言っても初心者にとっては難解かもしれない・・・。


では、分かり易く説明していく。




簡潔に言うと負債コスト=金利である。




企業は銀行などから借金して事業を行っている。


復習になるが、これらの借金は負債資本(デット)と呼ばれており、返す必要があるカネの事である。つまり、借りた分の利息を支払う必要があるのだ。この利率が負債コストである。


以下が負債コストの計算式となる。


負債コスト(%)=支払利息/平均有利子負債


支払利息は損益計算書に書いてある。


平均有利子負債とは、1年間の平均有利子負債である。
例えば、今年の期末の有利子負債(短期・長期借入金、社債など)が100億円だったとし、ちょうど1年前の有利子負債が80億円だったとする。この平均の事である。合計で180億円だから、平均は90億円という事だ。


ちなみに、有利子負債は有価証券報告書の付属明細の社債明細表、借入金明細表に書いている。また、決算書がある程度読めるなら、貸借対照表からでも求めれる事ができる。まぁ、一番手軽なのは会社四季報にも今期の分だけ書いているので、それでも良いだろう。


これで負債コスト=金利は求めれるのだが、本当は節税効果というものが絡んでくる。


節税効果とは、会社としては借金して儲けた方が支払う税金を節約できるという事である。例えば、全て自分のカネのみで100万円儲けたら国がまるまる法人税を40%取られてしまう。ここでは40万円搾取される。


しかし、100万円借金して100万円儲けたら、借りたところに金利を払わなければならない。ここでは金利5%の銀行から借り入れたとする。

そうすると借りた100万円の5%=5万円を支払う必要がある。
この5万円は儲けた100万円から払われるのだ。

つまり、儲けが95万円という事になり、ココから法人税の40%が搾取されるので、38万円搾取される。


このように借金が多い方が、支払う税金が減る事節税効果と呼ぶ。


これを踏まえて、負債コストの計算式をみると以下のようになる。


負債コスト(%)=金利-負債の節税効果
負債コスト(%)=金利-金利×法人税率
負債コスト(%)=金利-(1-法人税率)


この計算式は、次で説明するWACCの計算式に組み込まれているので、ここでは最初に説明した金利の計算法だけ覚えておけば良いだろう。


   
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