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| 減価償却費 |
減価償却費【げんかしょうきゃくひ】とは・・・
いきなり説明しても理解してもらえないだろう。
という事で例え話で説明したいと思う。
貴方が新車を200万円で購入したとする。勿論キャッシュ(一括)だ。
この時、車を資産とすると貴方の資産は200万円という事になる。
「この車200万円したんだぜ!すげーだろ!」
こう貴方はみんなに自慢するだろう。
さて車を購入して1年が経った・・・
この時、貴方の資産(車)は幾らだろうか?
「この車200万円したんだぜ!すげーだろ!」
・・・とまだ自慢するだろうか?
もし本気で自慢する奴がいたら、きっとそいつは友達がいない奴だろう。
200万円で買った資産(車)も1年経てば価値が下がる。
当たり前だ。車は消耗品だからな。使い続ければ価値がドンドン減っていく。
この価値が毎年減っていく事を「減価償却」という。
そして下がった分を「減価償却費」と呼ぶ。
つまり、会社では車を買うと貸借対照表(B/S)の固定資産の欄に計上される。最初の購入の年にはそのまま計上されるが、2年目以降は価値が下がっていく。
なんとなくお解かり頂けたか?
では更に話を進めよう。
200万円で購入した車が1年後には170万円になるとしたら、2年目以降はどうだろう?
毎年30万円ずつ価値が減っていくわけだから・・・
購入年・・・200万円
1年後・・・170万円
2年後・・・140万円
3年後・・・110万円
4年後・・・80万円
5年後・・・50万円
6年後・・・20万円
7年後・・・-10万円?
おおっと!7年後にはマイナス10万円になってしまうではないか!
固定資産がマイナスになるなんてあり得ない!
・・・という事が起きないように存在するのが「残存価額」と呼ばれるものだ。残存価格は次の様な計算式である。
残存価額=取得価額×10%
これだけ見せられても意味が分からないだろう。
実際、数値を入れてみるとなんとなく分かるのでは?
取得価格が200万円だから
200×10%=20万円・・・残存価額は20万円
という事になる。
残存価額とは、その資産の最終的な価値なのだ。
つまり、200万円で買った車は最終的に20万円の価値で落ち着くのだ。
その後は走れなくなって廃車になるまで20万円の価値なのだ。
そしてもう一つのポイントとして「耐用年数」というものが存在する。
一言で言うと「寿命」みたいなものである。
これは財務省令で定められているので、資産の種類によって変わってくる。
例えば、車や冷暖房器では6年、パソコンでは4年、木造住宅で22年・・・という具合だ。
これらを使用して減価償却費が求めらるのだ。
計算式は以下の通りである。
減価償却費=(取得価額-残存価格)÷耐用年数
漢字ばかりでチンプンカンプンだな。
そういう時は先ほどの車の例の数値を入れてみよう。
車の購入価格が200万円=取得価額200万円
残存価額は10%の20万円だから=残存価格20万円
車の耐用年数は6年と決まっているから=耐用年数6年
これらを計算式に当てはめると・・・
(200-20)÷6=30となる。
いやぁ〜漢字の計算式だと分かりづらいが、数字だと小学生クラスの計算だな。
つまり、減価償却費は30万円という訳だ。
ちなみに今まで説明してきた計算法は「定額法」と呼ばれているものだ。
定額法とは、その名の通り毎年一定の金額を償却していく計算法の事。
言葉で説明すると分かりづらいので下のグラフでも見てくれ。

定額法だとこんな感じなのだが、あと一つの計算法「定率法」では大きく変わってくる。
定率法とは、その名の通り毎年一定率の金額を償却していく計算法の事。
計算式を見てみよう。
減価償却費=未償却残高×償却率
またもや漢字だらけで意味が分からないだろう。
この定率法は少々面倒な計算だ。説明してもあまり理解できないかもしれないが一応説明する。
未償却残高とは、まだ償却していない金額の事。
つまり200万円で買った車なら1年目は200万円、2年目は200万円-1年目の償却費・・・って感じ。
償却率とは、耐用年数によって決まっている。
例えば、耐用年数4年で0.438、耐用年数6年で0.319、耐用年数22年で0.099といった感じで。
分かり易く数値を入れて見てみよう。
上でもやった200万円の車で計算してみる。
1年目の未償却残高は、購入した金額と同じ200万円=未償却残高200万円
車の耐用年数が6年なので償却率は0.319と決まっている=償却率0.319
これを計算すると・・・
200×0.319=136.2となる。これが1年目の償却費である。
次に2年目の計算をすると
2年目の未償却残高は1年目の償却費×0.319=43.4478
これを1年目の償却費136.2から引いてやると136.2-43.4478=92.7522となる。
2年目は92.7522万円が減価償却費である。
この定率法は何かと理解しづらい。
という事で下のグラフを見て頂こう。そうすれば定額法との違いが分かるだろう。

この2種類の方法を理解すれば問題ないだろう。
何も減価償却費を計算する必要は無い。
何故なら、会社四季報に載っているからだ!
(キャッシュフロー計算書にも書いてありますぜ)
ただ、意味を知っておく事は投資家として当たり前の事だろう。
企業によっては、定額法から定率法へ計算法を突然変更したりするケースもある。こんな時に意味を知っておかないと、誤った投資判断を下す事にも成り得る。
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